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ケミカルピーリングとは

薬剤で角質を柔らかくさせて排出を促し、肌のターンオーバーを整えたり毛穴をきれいにしたりする施術です。

ピーリング仕組み

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効果

ピーリング効果

◎古い角質の除去、毛穴の詰まり解消、ニキビ改善

肌表面の不要な角質や角栓を除去し、肌がツルッとして見えて化粧ノリが良くなる効果があります。​また毛穴の詰まり改善によりニキビの改善や予防が期待できます。

◎シミの改善

肌のターンオーバーが促されるため、浅い場所のメラニンが浮き出し排出されてシミが改善する可能性があります。

◎小ジワ・ハリの改善、クレーター改善

真皮層にまで浸透する濃度であれば、コラーゲンを増やすことができ小ジワ・ハリの改善が期待できます。また、ダーマペンなどとの組み合わせや、かなり高い濃度のTCAピーリングではクレーターが改善する可能性があります。

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種類

​日本で使用されるケミカルピーリングは主に下の4種類です。

αヒドロキシ酸

(グリコール酸、乳酸)

TCA

(マッサージピール、

ミラノリピール)

βヒドロキシ酸

(サリチル酸)

トレチノイン

◯グリコール酸

20~35%で最浅層~浅層ピーリングとして使用され、ニキビの改善や浅いシミの改善、高めの濃度では小ジワやハリの改善が期待できます。αヒドロキシ酸である乳酸・グリコール酸はメラニン合成を阻害して美白効果もあることが報告されています。

◯サリチル酸

肌のキメを整えたりニキビの改善・予防に効果があります。サリチル酸は表皮角層にのみ作用し、ピーリング剤の中でも剥離作用が弱いため肌の弱い方でも試しやすい薬剤です。

◯TCA(トリクロロ酢酸)

主に深めに浸透させるピーリング剤です。ニキビ跡や小ジワの改善、ハリの改善が期待できます。

▷PRX-T33

通称マッサージピール・コラーゲンピール。

TCA33%の中間層ピーリングで真皮層に作用しコラーゲン等を増やします。またコウジ酸が含まれているため美白作用も期待できます。

▷ミラノ・リピール

別名バイオリピール。TCA35%に加えてサリチル酸など4種類の酸が配合されており、マッサージピールよりも剥離作用が強いです。こちらは表皮角層~真皮層に作用します。

◯トレチノイン

ビタミンAの一種で、ホームケアとして使用するピーリング剤です。

濃度は0.025%~0.05%が標準的で、それ以上の濃度だと刺激感や皮膚の乾燥・赤みが強く出る可能性が高くなります。肌のキメを整え、シミや小ジワ、ニキビの改善が期待できます。

注意点:

ビタミンAには催奇形性(子供に奇形が生じる)の副作用があるので、外用のみでも念の為挙児希望の方には使用不可となっています。

ピーリング剤は使う薬剤の種類と濃度によって作用する深さが異なります。​詳しくは下記画像をご覧ください。

ピーリング深さ

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ダウンタイム

ほぼなし

​赤みが出た場合数時間~数日

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​コスト

サリチル酸・乳酸・グリコール酸:5千円~2万円

TCA:1~2.5万円

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リスク

乾燥・皮むけ、感染、一時的なニキビの悪化、色素沈着、瘢痕、サリチル酸中毒

・感染(ヘルペス、細菌、真菌など)

​口唇ヘルペスがある時はピーリングは避けましょう。

・サリチル酸中毒

​経皮吸収により悪心・嘔吐・過換気などが症状のサリチル酸中毒が起こる可能性がありますが、現在はその可能性はほとんどないと言われています。

・トレチノイン

​ビタミンAは催奇形性のリスクがあるので妊婦・挙児希望の方は使用を避けましょう。

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