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ニキビ

ニキビ

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ニキビができるまで

正常な皮膚

ニキビの原因であるアクネ菌は私たちみんなの肌に住んでいますが、

​普段はおとなしくしています。

毛穴が詰まる過程

主にアンドロゲン(男性ホルモン)の作用が強いと、

皮脂の分泌量アップ毛穴付近の皮膚が厚くなります​。

白ニキビ

増えた皮脂と角質が固まって角栓になり、毛穴が詰まります。​

白ニキビ

アクネ菌は空気が苦手なので、毛穴が密閉されると元気になり

繁殖しやすくなります。

赤ニキビ

アクネ菌が繁殖し、炎症を引き起こします。

黄ニキビ

さらに悪化すると、膿が溜まった黄ニキビになります。

​アニメーションでわかりやすく!Youtubeはこちら✨

ニキビ治療

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​治療

①増えているアクネ菌を退治すること、

さらに②毛穴の詰まりをなくすこと、がニキビの治療になります。

使用する薬剤

①アクネ菌を退治する

繁殖しているアクネ菌は、抗菌薬で直接退治していきます。

外用薬(塗り薬)に加え、場合によっては内服薬(飲み薬)も併用します。

<使用する薬剤>

外用薬:ダラシン、クリンダマイシン、アクアチム、ナジフロキサシン、ゼビアックスなど

内服薬:ビブラマイシン、ミノマイシン、ロキシスロマイシン、ファロペネム、テトラサイクリン、エリスロマイシン、クラリスロマイシン、レボフロキサシン、トスフロキサシン、シプロフロキサシン、ロメフロキサシン、セフロキシム アキセチル

②毛穴の詰まりをとる

ニキビは毛穴が詰まるとできるので、そもそも毛穴を詰まりにくくすることはとても重要です。

​皮脂の量を減らし、肌の角質を柔らかくして排出させるピーリング作用のある薬を使用します。

<使用する薬剤>

ディフェリン、べピオ、デュアック、エピデュオ、アゼライン酸(自費診療)

​また、漢方薬も炎症を抑えたりホルモンバランスを整えたりする目的で使用される場合があります。

<使用する薬剤>

荊芥連翹湯,清上防風湯,十味敗毒湯、黄連解毒湯,温清飲,温経湯,桂枝茯苓丸

治療の流れ

ニキビの基本治療

炎症性ニキビ(赤ニキビ、黄ニキビ)がある場合は、

①抗菌薬 と ②毛穴の詰まりをとる薬 を合わせて使います。

​(最大3ヶ月継続)

​治療により炎症が治った後は、

ニキビの再発を防ぐために ②毛穴の詰まりをとる薬 のみを続けて白ニキビのない肌を目指します。

​アニメーションでわかりやすく!Youtubeはこちら✨

保険診療で治らない重症ニキビの場合

保険診療で治らない重症のニキビでは、自費診療が有効である可能性があります。

​○低用量ピル

ニキビを悪化させる要因の一つであるホルモンバランスを整え、ニキビをできにくくします。

ピルの種類としては第4世代または第3世代が効果的です。

​○スピロノラクトン

こちらもホルモンバランスを整え、皮脂の量を抑えます。

ビタミンAの一種で、皮脂の分泌を強力に抑えます。

重症ニキビの治療薬としてとても効果的ですが、催奇形性や肝機能低下などの副作用があるので使用する際は十分な注意が必要です。

以上の3つは欧米で保険適応の薬剤で、自費診療の中でも特に効果が認められています。

肌の角質を柔らかくして毛穴の詰まりをとる施術です。保険適応の外用薬よりも強いピーリング作用があります。

​○光治療、レーザー

アクネ菌を殺菌し、ニキビをできにくくする可能性があります。

アグネス・ポテンツァなどは、ニキビ部分に直接針を刺して高周波で皮脂腺を焼くことで、ニキビをできにくくする作用が期待できます。

​○脱毛

毛があると毛穴が詰まりやすいので、脱毛することでニキビができにくくなる可能性があります。

​○トレチノイン療法

トレチノインはビタミンAの一種で、肌に塗ることで強力なピーリング作用と皮脂を抑える作用が期待できます。

ニキビホームケア

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​ホームケア

​ニキビ肌にはホームケアも大切です。

是非日頃のスキンケアの参考にしてください。

​○ピーリング成分入りの洗顔

ピーリング成分の入った洗顔は、ドラッグストア・ドクターズコスメどちらでも手に入ります。

ニキビ肌の方は朝晩2回の洗顔が推奨されているので、よく泡立てて優しく洗顔しましょう。

​○軽いピーリング剤

低い濃度のサリチル酸など、医療機関でホームケア用の軽いピーリング剤を購入することができます。

皮脂分泌や毛穴の詰まりが多い方は、洗顔と共にこういったピーリング剤もスキンケアに取り入れていくことで毛穴の引き締め・鼻の黒ずみ改善が期待できます。

​○ビタミンC・ビタミンB

ビタミンC/Bには皮脂分泌を抑える作用があります。

内服と同時に美容液などでビタミンCを外から補充してあげると、皮脂の分泌および角栓の生成を少し抑えることができます。

​○ビタミンA

ビタミンAには皮脂分泌を抑え、さらにターンオーバーを促してコラーゲンを増やす働きがあります。

濃度やビタミンAの種類によっては皮向けが起こる可能性があるので注意してください。

基本的に医療機関でのみ購入可能です。

​○ノンコメドジェニックテスト済みのスキンケア・化粧品を使う

ニキビ肌の方にはノンコメドジェニックの製品を使うことが推奨されています。ドラッグストアでも手軽に手に入るので、他の成分に抵抗があったり敏感肌の方はまずこういった製品を使うのも良いでしょう。

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